任意整理で奨学金は減額できる?返せない場合の対策を紹介

学生の頃に奨学金を借りて、返せなくなってしまったという人は多いですが、実は奨学金を任意整理で減額してもらうことはできません。

ただし、任意整理で奨学金以外の借金を減額してもらい、返済の負担を軽くすることは可能です。

また、奨学金を提供している日本学生支援機構は救済制度を用意しているので、併せて利用するとよいでしょう。

奨学金は任意整理で減額してもらえない

任意整理とは、弁護士や司法書士を代理人としてお金を借りた会社と交渉し、利息・遅延損害金のカットや返済期間の延長を実現するための手続きです。

しかし、奨学金の場合はもともと利息が非常に低いかまったくないうえ、返済期間も10年などの長期に設定されているため、任意整理をしてもメリットを受けることができないのです。

また、日本学生支援機構は任意整理による遅延損害金のカットを受け付けないことで知られています。

そのため、奨学金自体を任意整理で解決するというのは難しいのが現実です。

奨学金自体は任意整理ではなく救済制度で解決

日本学生支援機構は、奨学金の猶予制度や減額返金制度を用意しています。

病気で働けない、生活保護を受けている、失業しているなどの条件に当てはまる人であれば、猶予制度や減額返金制度を利用することができますので、日本学生支援機構のウェブサイト(https://www.jasso.go.jp/)から申請してみましょう。

任意整理で奨学金以外の借金を減額してもらうことはできる

奨学金の返済が苦しいという人の中には奨学金以外にも借金をしているという人も少なからずいると思いますが、銀行・クレジットカード・消費者金融での借金であれば、任意整理で減額してもらうことが可能です。

例えば、アプラスから30万円とアイフルから80万円の合計110万円を借金している場合、一般的な例でいうと毎月約55000円を返済し続け、最終的に約132万円を返済することになります。

しかし、任意整理をすれば利息の約22万円は全額カットとなり、毎月の返済額も約18000円まで減らすことができます。

まとめ

奨学金はもともと金利が低く、返済期間も長期になっているうえ、日本学生支援機構は遅延損害金のカットに応じないため、任意整理の対象に含めてもほとんどメリットがありません。

奨学金が返せない場合は、日本学生支援機構が用意している救済制度を利用しましょう。

なお、銀行・クレジットカード・消費者金融での借金もあって奨学金の返済が苦しいという人であれば、奨学金以外の借金を任意整理することで生活に余裕を取り戻し、奨学金の返済ができるようにするという方法もあります。